2026年5月30日(土)、彦根駅前道路空間活用社会実験エリアにて、スケートボード体験を実施しました。
今回の取り組みは、彦根駅前の道路空間を活用し、市民が集い、体験し、交流できる場をつくることを目的とした社会実験です。
スケートボードのほか、バランスボール体験やトランポリン体験も同時に行われ、普段は通過するだけの道路が、この日だけは子どもたちの挑戦と笑顔が生まれる場所になりました。
スケートボード体験は、HUCKLEBERRY、REVO RAMPが運営し、滋賀県スケートボード振興協会も協力として参加しました。
道路空間を、ただ通る場所から楽しむ場所へ
本事業は、彦根駅前の道路空間を活用し、まちなかに新しい滞在価値を生み出すことを目的として実施されました。
道路は本来、人や車が通るための空間です。
しかし、使い方を少し変えることで、そこに人が集まり、体験し、交流する場所にもなります。
当日の社会実験では、スケートボード、バランスボール、トランポリンといった身体を使った体験プログラムを通じて、道路空間の新しい活用可能性を検証しました。
会場には多くの親子連れが訪れ、普段とは違う彦根駅前の風景が広がりました。


初めてでも安心して挑戦できるスケートボードレッスン
スケートボード初体験レッスンでは、初心者を対象に、立ち方、進み方、止まり方などの基本を一つずつ体験していただきました。
実施回数は8セッション、参加人数は60名。
一人ひとりにスタッフが付き添いながら、安全管理を最優先にレッスンを行いました。
初めてボードに乗る子どもたちは、最初は少し緊張した表情を見せていました。
それでも、スタッフと一緒に少しずつ練習していくうちに、自分の足で進めるようになり、表情もどんどん明るくなっていきました。


「初めて乗れた」
「自分で進めた」
「もっとやりたい」
そんな声が会場のあちこちから聞こえてきました。
スケートボードは、上手に滑ることだけが目的ではありません。
初めての一歩を踏み出すこと、怖さを少し乗り越えること、そして「できた!」と感じられること。
その小さな成功体験が、子どもたちの自信につながっていきます。



「できた!」を生み出すチャレンジコース
経験者向けには、チャレンジコースとしてタイムトライアルも実施しました。
実施回数は3回、各回20名が参加し、延べ60名の方に挑戦していただきました。
チャレンジコースでは、ただ速さを競うだけではなく、自分なりに挑戦し、「できた!」を体験することを大切にしました。
参加者同士が声をかけ合い、応援し合う姿も多く見られました。うまくいったときには自然と拍手が起こり、惜しかったときでも「大丈夫!いいね!」と背中を押す声が生まれました。
スケートボードならではの、挑戦をたたえ合う空気。そのあたたかい雰囲気が、会場全体に広がっていたことがとても印象的でした。

ひこにゃんがスケートボードに初挑戦!
そして今回、特に忘れられない出来事がありました。
彦根市の人気キャラクター「ひこにゃん」が会場を訪れ、スケートボード体験エリアにも立ち寄ってくれました。
さらに、ひこにゃんがスケートボードに初めて乗るという、まさかのスペシャルな瞬間も生まれました。
ひこにゃんがスケートボードに乗った瞬間、会場にいた子どもたちや保護者の皆さん、スタッフから笑顔と歓声が広がりました。
流石は猫ちゃん。バランス良くすんなりと乗りこなしていましたね!

彦根のまちなかで、子どもたちがスケートボードに挑戦し、そこにひこにゃんも加わって一緒に楽しむ。
その光景は、ただの体験イベントを超えて、「このまちでこんなことができるんだ」と感じられる、とても象徴的な時間でした。


延べ120名が参加、事故・怪我なく安全に終了
今回のスケートボード体験では、初体験レッスンに60名、チャレンジコースに延べ60名、合計延べ120名の方に参加いただきました。
運営スタッフは15名体制で、受付、安全管理、インストラクター、コース管理、誘導案内、記録撮影などを分担しました。
安全管理については、事故、怪我、苦情、トラブルすべて0件。
終日を通じて大きな問題なく、無事に運営を終えることができました。
保護者の方からも、たくさんの嬉しい声をいただきました。
「子どもが帰宅後も練習していた」
「またスケボーをやりたいと言っている」
「一人ひとり丁寧に見てもらえて安心だった」
「怖がりな子が最後まで挑戦できた」
「コーチが優しく安心して見守れた」
「ハックルベリーにも行ってみたい」
体験がその場限りで終わらず、次の一歩につながる声をいただけたことは、私たちにとって大きな成果でした。

道路が笑顔と交流を生む場所になる可能性
今回の社会実験を通じて、道路は単なる通過空間ではなく、人が集い、挑戦し、交流し、笑顔が生まれる場所になり得ることを実感しました。
スケートボードは、子どもだけのものでも、大人だけ経験者だけのものでもありません。
初めて挑戦する人、それを見守る保護者、応援する人、楽しそうに眺める人。その場にいる一人ひとりが関わることで、会場全体にあたたかい空気が生まれます。
今回の取り組みは、道路空間の新しい活用方法を検証するだけでなく、地域のにぎわいづくりや親子交流、多世代が安心して参加できる場づくりにもつながる可能性を感じる機会となりました。
今後予定されている秋季社会実験においても、今回の成果を活かしながら、道路空間の新しい使い方を引き続き検証していきたいと考えています。
道路を、ただ通るだけの場所から、人が集い、挑戦し、交流し、地域の魅力を感じられる場所へ。
ご参加いただいた皆さま、会場に足を運んでくださった皆さま、そして一緒にこの場をつくってくださった関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
彦根駅前の道路が、笑顔あふれる体験の場になった一日。
そして、ひこにゃんが初めてスケートボードに乗った、忘れられない一日になりました。

